皆様、お疲れさまです。解答速報により、多くの方が、自己採点を行ったと思います。
午前中は難しい問題やキーワードが多くあり、初見のキーワードや、社会福祉士やケアマネで見られる問題もありました。午後は比較的、点数の取れた方が多かったのではないでしょうか。
全体を通して、丁寧に問題が作成されており、一つ一つの問題が考えさせられるような工夫が凝らされた試験内容だったと思います。三叉神経やキャリアパス、腸の問題、IL運動の創始者の問題など、社会福祉士で見られるようなキーワードが織り交ぜられていました。
介護福祉士の合格基準点と合格率(合格者数/受験者数)
開催日 | 合格基準点 | 合格率 | 合格者数/受験者数 |
第36回(2024年1月28日) | 67点/125点 | 82.8% | 61,747/74,595 |
第35回(2023年1月29日) | 75点/125点 | 84.3% | 66,711/79,151 |
第34回(2022年1月30日) | 78点/125点 | 72.3% | 60,099/83,082 |
第33回(2021年1月31日) | 75点/125点 | 71.0% | 59,975/84,483 |
第32回(2020年1月26日) | 77点/125点 | 69.9% | 58,745/84,032 |
第31回(2019年1月27日) | 72点/125点 | 73.7% | 69,736/94,610 |
第30回(2018年1月28日) | 77点/125点 | 70.8% | 65,574/92,654 |
第29回(2017年1月29日) | 75点/125点 | 72.1% | 55,031/76,323 |
第28回(2016年1月24日) | 71点/120点 | 57.9% | 88,300/152,573 |
第27回(2015年1月25日) | 68点/120点 | 61.0% | 93,760/153,808 |
第26回(2014年1月26日) | 68点/120点 | 64.6% | 99,689/154,390 |
第25回(2013年1月27日) | 69点/120点 | 64.4% | 87,797/136,375 |
第24回(2012年1月29日) | 75点/120点 | 63.9% | 88,190/137,961 |
第23回(2011年1月30日) | 71点/120点 | 48.3% | 74,432/154,223 |
第29回以降は、実務者研修の修了が受験資格となったので、受験者が減少し、実技試験が免除となったため、合格率が上がっています。
参考値としては、過去8年分を集計しました。
過去8年の合格基準点の平均点は、74.5点
過去8年の合格率の平均は、74.6%
過去8年の合格基準点の平均 | 過去8年の合格率の平均 |
74.5点/125点 | 74.6% |
公式の合格基準と合格率
介護福祉士国家試験合格基準
次の2つの条件を満たした者を筆記試験の合格者とする。
ア 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
イ アを満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。
125点の60%は、75点なので、
整理すると、
すべての科目において、1点以上とっていること。
75点以上とっていることが、公式の合格基準となります。
ここから第37回介護福祉士国家試験の合格ラインの検証
検証の方法は、過去7年の問題を対象に、自分の点数と基準点を比較しています。
過去7年の場合、
介護福祉士の合格基準点の範囲は、67点から78点。
合格基準点の平均は74.4点。
過去7年における、自分の平均点と合格基準点の平均点の差を、
今回の自分の結果から引きました。
その結果は、74点。
合格ラインの検証結果は、74点前後。
もちろん、受験者の点数で決まるので、前後するとは思いますが、一つの指標にはなると思います。
また、日本語を母国語としない技能実習生やEPAの方への配慮も影響してくるかと思います。
アプリを通してやりとりしている感触では、みなさん、かなり勉強しているように感じます。
74点以上とれていれば、おそらく大丈夫です。
70点前後は、油断できない点数だと思いますが、あきらめるには早いかと思います。
60点代は、日本語を母国語としない外国人への配慮がどこまで影響するかで、変わってくるかと思います。
第37回の自分の点数は、昨年と比較すると、点数がとれてしまいました。
全体的に昨年より難易度が高かったように感じますが、しっかりと読み込めば解ける問題が用意されており、初見のキーワードに惑わされたかと思います。新カテゴリーになってから、午前中に難易度の高い問題が集中し、午後に点数がとりやすい問題が多くありますので、難しかった印象を受けてしまうのかもしれません。
介護福祉士 第37回(2025年度)の試験問題と解説
こちらのアプリには、2025年1月26日(日)に実施された、介護福祉士国家試験の問題と解説を掲載しています。来年度の受験に向けて活用していただけると幸いです。
新カリキュラムへの対応や、問題の順番の変更など、新しい試験内容に合わせて調整しています。
12年分の過去問に、2回分の模擬試験を掲載しています。成績の分析や、付箋機能など、試験に欠かせない機能が使用できます。無料版と有料版を用意していますので、広告掲載が気になる方は、買い切り版の有料版をご活用ください。ひとまず、無料版で試してもらえると助かります。
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正式発表は2025年(令和7年)3月24日(月)14時〜
こちらの試験センターのホームページに「国家試験合格速報(合格者の受験番号)」、「合格基準点及び正答」が掲載されます。
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 介護福祉士国家試験のお知らせ
結果通知は、2025年(令和7年)3月24日(月曜日)に発送されます。なお、結果通知は、普通郵便の封書またははがきです。
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