皆様、お疲れさまです。解答速報により、多くの方が、自己採点を行ったと思います。
宅建試験は問題数が少なく、一点の比重が重いため、民法の問題や、個数問題などでうまくいかない場合は、点数が伸びない場合も多く、なかなか合格点に達しない場合もあるかと思います。
ただ、合格基準点は、比較的まとまっており、31点から38点の間となっており、34点から36点の間となることも多く見られます。
合格ラインの分析をするのもどうかと思いましたが、6割から7割の得点をとった方は、とても不安になっていると思い、参考までに行いました。
宅建試験の合格基準点と合格率(合格者数/受験者数)
開催日 | 合格点 | 合格率 | 合格者数/受験者数 |
令和4年度 | 36点 | 17.0% | 38,525/226,048 |
令和3年度12月 | 34点 | 15.6% | 3,892/24,965 |
令和3年度10月 | 34点 | 17.9% | 37,579/209,749 |
令和2年度12月 | 36点 | 13.1% | 4,610/35,261 |
令和2年度10月 | 38点 | 17.6% | 29,728/168,989 |
令和元年度 | 35点 | 17.0% | 37,481/220,797 |
平成30年度 | 37点 | 15.6% | 33,360/213,993 |
平成29年度 | 35点 | 15.6% | 32,644/209,354 |
平成28年度 | 35点 | 15.4% | 30,589/198,463 |
平成27年度 | 31点 | 15.4% | 30,028/194,926 |
平成26年度 | 32点 | 17.5% | 33,670/192,029 |
平成25年度 | 33点 | 15.3% | 28,470/186,304 |
平成24年度 | 33点 | 16.7% | 32,000/191,169 |
平成23年度 | 36点 | 16.1% | 30,391/188,572 |
平成22年度 | 36点 | 15.2% | 28,311/186,542 |
過去15回の合格基準点の平均点は、34.7点
過去15回の合格率の平均は、16.1%
過去15回の合格基準点の平均 | 過去15回の合格率の平均 |
34.7点/150点 | 16.1% |
合格ラインの検証結果は、34点から36点。
宅建試験では、公式での合格基準は設定されておらず、過去の実績からの予測しかできません。
ただし、上記にある15年分の統計から見ても、ばらつきは少ない方で、上位16%、35点前後が合格基準となっています。問題の難易度が保たれており、過去の実績を参考にして大丈夫かと思います。
合格点の検証は、昨年度の問題との難易度で検証したいと思います。昨年度は、合格基準点が36点と、合格点の範囲の中では高い方に位置しています。
今年度は、民法の難易度が高く、法令上の制限以降の問題に、過去問からの出題が多く見られました。個数問題がいくつかあり、そのあたりで得点できない可能性も感じました。
総合的には、昨年よりも難しいと感じており、結果として、予想できるのは、34点から36点の間ではないでしょうか。
もちろん、受験者の点数の取得率で調整されるとは思いますが、一つの目安にしていただけると幸いです。
宅建試験 令和5年度 試験問題と解説
こちらのアプリには、令和5年10月15日(日)に実施された、宅建試験の問題と解説を掲載しています。来年度の受験に向けて活用していただけると幸いです。
15回分の過去問に、1回分の模擬試験を掲載しています。成績の分析や、付箋機能など、試験に欠かせない機能が使用できます。無料版と有料版を用意していますので、広告掲載が気になる方は、買い切り版の有料版をご活用ください。ひとまず、無料版で試してもらえると助かります。
合格発表は11月21日(火)午前9時30分〜
こちらの不動産適正取引推進機構のホームページに令和5年度の宅建試験の合格者の受験番号が公告されます。その後、合格証書とともに登録に必要な書類が送付されます。